競争相手と競争状態が過激に続くことがあるのは世の常。
しかし競争に打ち勝つにはただ競争していれば良いというものではありません。
その競争が自社の発展、働くものの幸せになるのか、成長につながるのか、顧客の幸せになるのか。考えることはたくさんあって、競争はそれらも含めて競争のはずです。
会社規模が小さいほど、それらに触れる機会が少なく、相手の出方に終始振り回されていることが少なくない。
心情としては理解できるが、1年後、誰も成長していないということもあり得ますので、やがて競争に参画できなくなることも起こります。
同じことは顧客にも通じるので認識を深くして臨みたいものです。
強みと弱み
競争には強みと弱みがあります。
どこから見ても弱点がなく、強みばかりであれば優位に立てるというもの。
では、どんな強みがあればいいのか。
- 信用
- 尊敬
- 公正
- 誇り
- 連帯感
離職者が多いのに顧客離れは少ない。このようなケースは少ないはずです。
離職者が多いとは、職場が荒れているということに他ならず顧客離れも進みがち。
ボディブロウのように効いてくる。
離職者が少ないと顧客離れも少ないのが自然。安心感があります。
信用、尊敬、公正、誇り、連帯感にそれぞれ安心感があると、離職者は少ない。 採用された人は。どのようにして職場に就くのか。
そのやり方は、会社によって違うが、新しく入社した従業員は、正規であれ、非正規であれ、自分がどのようにして、配属されるのか、その手順に関心が高いものです。
ある特定の専門的な立場の人だけが親切にしてくれる会社には不安になるでしょう。
配属される人は「連帯感」を見ます。
一歩前を行くリーダーシップ
ある会社では、面接の日に社長が玄関で待機してくれていて、顔を見るなり歓迎してくれて、職場の説明をしてくれたといいます。
とりあえずの気持ちで行った面接でしたが、感動して、その時点で入社を熱望したといいます。
もうその段階で胸のうちはやる気満々です。
面接なのに歓迎、歓迎なのに触発、語りかけるはずが傾聴している、傾聴するときには感謝している、感謝の機会は育成になっている、育成の機会が配慮している、配慮は祝福で、祝福のときには分かちあっている。
一つ前の階段を昇っていく
やる気があれば、能力は勝手に花開くと言わんばかり。
一段階ごとが全部早いので行程が先手先手で刺激的。
論より信頼。信頼されていると感じるから面接で入社したいと熱望している。
そして入社して配属の瞬間をワクワクした気持ちで迎えたといいます。
全員に近い形で演出もありながら、拍手、喝采のなかで、歓迎してくれたと言います。
やる気はますます高まり、早く仕事をマスターして貢献したいと思ったと言います。
すべての面で全く逆の会社もあります。
歓迎の式典はあっても形骸化していて心が感じ取れない。
これが互いに競争相手だった場合、どうしょうもなく寒いというより遅い。
まとめ
成長する人、成長する会社は先を行く、
リーダーは、一階段先に行くことで
- 信用
- 尊敬
- 公正
- 誇り
- 連帯感
に熱い血を注ぎ込む。
血が流れていない、信用も尊敬も連帯感もない。
コメント