人はひとりひとり意見を持っています。
それを肯定してもらうことが、働きがいの源泉ではないでしょうか?
その最初のステップが「触発する」です。
リーダーは経営陣の堅苦しいメッセージではなく、親近感のあるメッセージをプロセスのタイミングを見計らって、ゲームを応援するように贈りましょう!
「主体的」であること
人はそれぞれにいろんな背景があって生きています。
だから幸せと一口に言っても求める幸せが違います。
会社は「最大公約数」の幸せを「報酬」と考え給与という形でフィードバックしょうと考えます。
それに間違いはないでしょうが、もうひとつ大きな「報酬」を忘れがちです。
「働きがい」がそうですが、言葉を代えると「主体的」です。
主体性のない働きに対する「報酬」は、幸せでしょうか?
人はひとりひとり意見を持っています。
それを肯定してもらうことが、働きがいの源泉ではないでしょうか?
肯定と受容されることと違います。
触発
「触発」は「物に触れて発動したり爆発したりすること」「なんらかの刺激を与えて、行動の意欲を起こさせること」という意味です。
触発に似た言葉に「感化」があります。
「考えかたや行動に影響を与えて、自然にそれを変えさせること」という意味です。
ある物や人が、自然と他の人に影響をあたえて何かを変えさせるということですね。
「触発」と「感化」
「触発」と「感化」は、似ています。
「触発」の方が影響される側にとってアグレッシブ(aggressive) です。
責任ある仕事を任される。どんな小さなことでも、そのプロセスに関心を持ってもらうだけでなく、境界を守って、つまり余計な手出しをせずに、必要な手出しをしてくれて、勇気をくれるように関わってくれる。
ひとりひとりを大切にする
働く人全員が幸せになれる会社とは、どんな会社でしょうか?
それぞれの主体性を尊重され肯定される。
裏返せば面倒くささ、煩わしさを受け入れることです。
ひとりひとりと会話することなしに主体性の尊重は分かり合えないのではないでしょうか?
それには「働きがいのある会社にしょう」という目標があってこそ実現できます。
働きやすい会社
「働きやすい会社」は、その前提です。
- ワークライフバランス
- 人間関係がいい
- 評価が明確
- 福利厚生がしっかりしている
- オフィスが清潔
- 働きがいがある
働きがいのある会社
働きがいのある会社とは、次のようなことのある会社です。
- 個人の能力が発揮できる(仲間と分かち合える)
- チームとして能力が発揮出来る(分かち合える)
- 会社として能力が発揮出来る(分かち合える)
- 能力が発揮できる育成の仕組みがある
- 自信が育まれる源を共有している
空中ブランコのような離れ業
「働きやすい会社」は「働きがいのある会社」の前提です。
「働きやすい会社」にするには費用がかかります。
しかし「働きがいのある会社」には費用はかかりません。
ここが難しいところでは、ないでしょうか?
「働きがいのある会社」だから、利益が出て、「働きやすい会社」になるのです。
空中ブランコのような離れ業が必要なのです。
自分への信頼、相手への信頼、目標、分かち合い
ブランコから離れて、もう一方のブランコに掴まっている人の手に掴まるまで、一瞬、空中に舞います。
自分への信頼、相手への信頼、なにより目標がないとできませんよね。
うまくいったときには、安堵、よろこびの「分かち合い」があります。
「分かち合い」こそ最高の報酬ではないでしょうか。
目標である「分かち合い」に向かってのステップが10ステップ。
そのひとつが触発です。
なぜ触発されるか?
もう一度「触発」の意味を考えてみましょう。
「触発」は「なんらかの刺激を与えて、行動の意欲を起こさせること」という意味。
目標がなければ触発されようがありません。
まとめ
部下を触発することは、リーダーにとって重要な仕事です。
メッセージを経営陣から出すようにしましょう。
プレッシャーや重荷にならないことが大切です。
内容は堅苦しいものではなく、ジョークを交えたものが効果的です。
予測されるネガティブなできごとをとらえて「・・・・を楽しもう!」とか。
コメント