システム思考を使いこなすコツ=目玉おやじの七か条

システム思考
この記事は約11分で読めます。

こんにちは、いきいきゴエス協会の代表理事 酒井です。ニックネームは人生100年時代の「マインドフルネス実践講座」のコーチ、ゲンキポリタンです。

(社)いきいきゴエス協会は、老いも若きも、長い100年ライフをエンドレスにワンダフルに生きるために、自分自身を無形資産と金融資産に育てるために、心と身体をゴエス(=①整理②整頓③清掃④清潔⑤習慣化)する非営利の一般社団法人です。

個人を育て、会社を育て、エンドレスにワンダフルにできるのは、ライフデザインの優れた生き方、暮らし方は、親から子へ伝承できるからです。

どうしょうもなくみっともない暮らし方だったとしても、整理して不用品は処分し、手元に残したいものを使って無形資産と金融資産にチェンジします。

人生をエンドレスにワンダフルにするためにシステム思考を習慣化するルーティンをサポートをします。
それでは、システム思考を使いこなすコツ=目玉おやじの七か条をご説明します。

歪んだメンタルモデルとは?

システム思考では、歪んだメンタルモデルが大きな障害になります。特に大きいのが、思い込み、決めつけ。先入観ですね。表面的な現象だけで決めつけてしまう。

システム思考では「氷山モデル」として有名です。水の上に表れた氷山を見て、氷山の大きさを判断するミスになぞらえてアプローチされます。1912年に実際に起こったタイタニック号の遭難(1,512人死亡)はこの典型的な事例です。

氷山は、顕在意識と潜在意識のことでもよく用いられます。潜在意識の底の底に人生初期(1.5歳)のあり方が隠されています=これが真の人生脚本。=このメンタルモデルに生涯苦しみます。

システム思考を使いこなす目玉オヤジの七か条

ゲゲゲの鬼太郎の作者、水木しげる先生は、第二次世界大戦の時代に青春期を過ごされました。
戦争に行き、敗戦で日本に帰国されました。

水木しげる先生は、戦後日本というマトリックスでの生活環境を見事に生き抜いて来られました。
しげる先生がハードな世界を「生き抜いたぞ!」と自画自賛されたのは、魔界のマインドフルネスなシステム思考をマトリックス(仮想空間)で実現されたからです。

しげる先生は、戦争でニューギニアで見つけたリアルな世界に永住しようと決意されましたが、上官に一旦日本に帰れと促され、日本と思ったマトリックスに帰ってこられました。

そして93歳まで、システム思考で行動されて、マインドトーク(雑念)に無縁なマインドフルネスな熱中人生を過ごされました。

では、システム思考を使いこなした目玉オヤジのコツを順番にご紹介します。

第一条「成功や栄誉や勝ち負けを目的に、ことを行ってはならない。」

成功は時の運、成功しないからといって気にすることはない。
成功よりも大事なのは楽しむこと。楽しめことに熱中しようが目玉おやじ流。

没頭してたら、結果に関係なく、すでに幸せだということ。
仕事でも趣味でも恋愛でも、没頭こそがマインドフルネスな醍醐味ですよね。

では、没頭とは「どんなものなのでしょう?」

第二条「しないでいられないことをし続けなさい。」

成功しなくても楽しめることを見つけるのは簡単。
「しないではいられないこと」にマインドフルネスな世界打ち込みなさいと目玉おやじ。

何か好奇心がわき起こったら、そのことに熱中してみる
そうすれば、「しないではいられないこと(=システム思考の世界)」が見つかる。

それでも見つからないなら、覇気のない従順な子どもの世界の住人をやめて、子どもの頃に戻ってみるといい。マトリックスに暮らす必要はありません。GO TO リアル!

子どもの頃は、誰もが好きなことに没頭してマインドフルネスに生きていたはず。
ダブルループ学習満載のその頃の気持ちを取り戻して、リアルな世界にワープしてシステム思考

第三条「他人との比較ではない、あくまで自分の楽しさを追及すべし。」

自分の好きなことにマインドフルするためなら、世間の常識なんて捨ててしまおう
ビジョンのない常識人より、ビジョンのある奇人変人がスマインドフルネス

むしろ、奇人変人になるべきだ。(大いに自信あります 笑)と目玉おやじは推奨されています。

その証拠に、世界の奇人変人には幸せそうな人が多いではないか。
仮に不幸なことが起こっていても、本人はマインドフルネスで幸せそう。
だれが何といおうとわがままに自分の幸福を追求する。
システム思考全開で、トリプルループ、本当に幸せになれる方法だと。。。

目玉おやじは言います。
学校から追い出され、会社勤めがうまくいかず、兵隊になっては死を覚悟するしかないラバウルに送られた。
バカにされ、殴られ、片腕を失い、それでも平気でいられたのは、楽しむ術を知っていたからだと。
目先のことに終始しないで、戦争が終わった後のことも考えることができたのはシステム思考です。

第四条「好きの力を信じる。」

目玉おやじは60年も漫画を描き続けましたが、売れなくて貧乏だった頃は、マインドフルネスにシステム思考全開で描いていました。

その後ろ姿を思い出して水木夫人はいまも、目玉おやじは「命がけで生きていた」と言います。
背中を見て「この人ならついていって大丈夫だ」と確信したと言います。

夫人がいう「命がけで生きていた」というのは「好きのパワーが限界に達していた」ということではないでしょうか。マインドフルが、さらにシステム思考ワイルドワイドにマインドフル。

好きの力が弱ければ「命がけで生きていた」という表現に届かないと思います。

目玉おやじは、こう言ってます。

同業者の家に行くと、本なんか一冊もない人たちも少なくありませんでした。
面白おかしく、楽しみながら好きな漫画を描いて、楽しく暮らしたいという人たちです。
そういう人たちは、ほとんどが消えてしまいました。
多分、好きのパワーが弱かったのでしょう。
大半は目玉にならず、目先に終始していたんですね。

目玉おやじは、どうかというと、原稿料の大半は、漫画の筋を考えるのに役立ちそうな本や、妖怪の作画のための資料を買い込むためのに使っていました。
そのために食べ物を買うお金も十分残らなかったといいます。
それだけ「好き」の力が強かったのです。

同じ好きでも、好きのレベルが違うのです。
でも、「しないでいられないことをし続けなさい。」や「好きの力を信じる。」という言葉だけでは誤解されそうですよね。
好きは好きでも他のことは全部捨てるぐらいの好きでないと通用しないということです。
メンタルモデルの強さと自己マスタリーの高さには切ってもきれない因果があります。

第五条「才能と収入は別、努力は人を裏切ると心得よ。」

この意見はとても奥が深いので誤解しないようにしていただきたい。

努力したって成功する保証はない。むしろ失敗する可能性のほうが断然高い。

では努力はどうなるのか?
本当に自分が「しないではいられないこと」を発見して突撃するように夢中で努力するなら、
結果よりもまずプロセスそのものが喜びに満ちている。もはや結果なんか関係ないのです。

ところがしたくないことをしていると結果ばかりが気になって続かない。

水木さんは、生きたくても死んでいった人をたくさん見てきた。
「努力は人を裏切る」という無常観はどうにもならない運命を受け入れて生きる覚悟が必要だと言ってるのであって、その一方で説明のつかない幸運に恵まれることも戦場での実体験で味わっていらっしゃいます。

「努力は人を裏切る」=執着するなということですね。自分の脳(スクリーン)に映った幻影はマトリックス。リアルをシステム思考しろということに他なりません。

その幸運、不運を分けていることに「想いの強さ」があるようです。「気(覇気、気迫)」ですね。知りませんけど(死にかけているので笑)

「気の強さ」が背後霊、守護霊まで引き寄せ、さらに先祖とつながって努力に神がかり的な突撃力が生まれる。
あの世、この世までシステムにしたら、裏切るどころか、強い味方になってくれる。なるしかない。

つまり引き寄せるのは、自分次第だと仰ってるのです。だから神も仏も自分も疑え。
やがて、困った、困ったが、やってくるのは、いまの自分が表面化することなのだと。
これ、システム思考の基本中の基本です。

第六条「怠け者になりなさい。」

この意見もとても奥が深いので誤解しないようにしていただきたい。

ラバウルの土人の怠けているように見える暮らし方は、熱いその地にあって極めて合理的だと語る目玉おやじ。
頑張れば死んでしまうことを知っているので頑張らないのだと仰います。

努力してもなかなか報われるものじゃないから、たまには怠けないとやっていられない。
若い頃は必死の努力も必要だが、中年を過ぎたら怠けることを覚えたほうがいいと仰います。
特に睡眠は重要で健康管理が大事だと解釈すればいいでしょう。

つまり14時間働いて、10時間眠ればいい。眠ることは目玉おやじの鉄則。
習慣を定着させるコツは朝にあります。
夜は疲れて、明日したら良いになりやすいものです。これでは習慣化できません。
習慣化のコツは
死んでも夜は仕事するな!殺されても朝は早起きしろ!

第七条「目に見えない世界を信じる。」

「目に見えない世界を信じなさい」と、目玉おやじは「あの世」を大切にしています。
この世には物質的な豊かさではとらえきれないものがあり、それがひとの心を豊かにしてくれると仰います。

目に見えないものを信じるのは勇気がいります。
しかし、その要素は、現在見えていないどんな要素につながっているのか」というつながりを探し、想像するのが危機管理の基本であり、システム思考です。

その裏づけに全知全能が必要になる。
もし自分を俯瞰する力がなければ狂人でしかない場合もあります。
たとえ周囲から、バカ、狂人と言われれも、どこ吹く風として対応するには、確固たる自分への信頼がなければならい。

多くの人は、そこまで自分を信頼できない。違いの出る違いには自分の物語があります。

目玉おやじの幸福論

目玉おやじ、つまり水木しげる先生は、戦地で片腕を失い、荒廃した日本に帰ってきます。
「これが俺が育った国か!」焼け野原の真ん中で叫んだでしょう。

焼け野原の真ん中で生計を立てることを余儀なくされ、唯一の才能である漫画家を仕事にします。

類い稀な才能を必要とする職業です。
マトリックスで生きるために紙芝居の作家から始め一心不乱の状態で突き進みます。
それができたのは、好きだからです。
選択肢がなかったのは、小さい時からなにをやってもダメだったからです。
自分にはこれしかない。この好きな道を極めるしか、自分にはないと決断されたのでしょう。

生前、しげる先生のところには漫画家志望の若者がやってきて「やっていけるでしょうか?」と相談していかれたそうですが、しげる先生は「この時点で、もうダメだ」と仰っています。

自己マスタリー、ビジョンがなく、フィードバックループも働かない、システム思考を働かせようとしない若者から覚悟を感じることはなかったでしょう。

成功するまでやり続ける覚悟がなくてうまくいくはずがないという判断でしょうね。

生き抜くにはまずシステム思考を全開にするものです。それしかないからです。
ビジョンがなくても、シングルループで十分です。自己マスタリーはやってるうちに高まってきます。

ほとんどの人は「自分の好きなことをして食っていけるか?」と心配した結果、無難な道を選択します。スイッチを入れる順番が違うのです。

しげる先生は戦地で生きたいと願いながら死んでいった人をたくさん見てきています。
どんなに生きようとしても叶わなかった無念をすぐそばで見てきました。
多くの無念の涙を共有ビジョンにしたのです。

七カ条をいじくり回さず習慣化する方法

人生は最高の精密なシステムかも知れません。
それを生きる人間はもっとも精巧なシステムです。

でも人間は特別な存在ではありません。虫や犬、猫より偉いと思うのが妄想(マトリックス)なのです。
宇宙の壮大なネットワークに与えられたもともとのいのちを大切にするとは、本気になれることを選択して、やり続けることそのものが幸せではないのか。と目玉おやじ。

七カ条を習慣化するコツは、

  • 人生をいじくり回さないこと。
  • 14時間働いて10時間眠る。
  • 飯は少食、短時間。
  • 車は使わず歩く。
  • 寝る前にはロングブレスでマインドフルネス瞑想。

システム思考でエンドレスにワンダフル

それなのに、この世には、幸せが嫌いな人がいます。
不幸に馴染んでしまって、幸せだと気分が悪いというのです。

「そんなことをしたら、悪影響が出る」という声は、どんな場所でも出ます。
メリットとデメリットは見えているだけで判断すると、とんでもない失敗につながる可能性があります。

幸せだと気分が悪いのは、幸せになれていないだけで、実は行動しない言い訳、失敗して笑い者になるのを避けているだけかもしれません。天邪鬼、つまり恥をかくのが怖いから素直になれない。

システム思考は解っている、知っているだけでは役に立ちません。
あんな想い、そんな想いを全部抱きしめて、優しくなれないと発揮できないのです。
マインドフルネスに、あるがままを受け入れる優しさといかにもらしい対立意見と向き合う勇気が必要。

エンドレスにワンダフルな目玉おやじは人生をいじくり回すなと語っています。

まとめ

システム思考を使いこなすコツ=目玉オヤジの七か条

  • 第一条
    成功や栄誉や勝ち負けを目的に、ことを行ってはいけない。
  • 第二条
    しないではいられないことをし続けなさい。
  • 第三条
    他人との比較ではない、あくまで自分の楽しさを追及すべし。
  • 第四条
    好きの力を信じる。
  • 第五条
    才能と収入は別、努力は人を裏切ると心得よ。
  • 第六条
    怠け者になりなさい。
  • 第七条
    目に見えない世界を信じる。(「水木さんの幸福論」より)

人生は最高の精密なシステムかも知れません。それを生きる人間はもっとも精巧なシステムです。だから人生をいじくり回さずにシステムを丁寧に管理し、上手に運用する習慣をつけることが大切です。システム運用のプロ、目玉おやじの7カ条にシステム思考を使いこなすコツを学びましょう。それはエンドレスにワンダフル、矛盾のない幸福論だと思います。

自己マスタリーを牽引する無邪気な子どもの心の育て方
自己マスタリーを牽引する無邪気な子どもの心であり、育むのは保護的な母親の心です。持続可能な自分を作れば持続可能な社会が育ちます。買い物袋が、ストローがシステム思考を育むのではありません。健全な競争力は「持続可能な自分づくり」をする組織に委ねられています。
共有ビジョンを生み出す環境の作りかた
かって、三島由紀夫氏は自衛隊のバルコニーに立ってマイクを持たずにこう叫びました。 おまえら、聞け。静かにせい。静かにせい。話を聞け。 男一匹が命をかけて諸君に訴えているんだぞ。いいか。それがだ、今、日本人がだ、ここでもって立ち上がらねば...
競争優位な体質を作る「共有ビジョン」
人はどうして知り得たのか、社会生活を営める程度に、ほとんどのことを知っています。 その知識は必ずしも正しいとは言い難いが、それでも暮らしていけます。 どのようにして学んだのでしょう?親が教えたから?先生から学んだから? 幼児に学び方を...
競争優位は自己マスタリー(5つの要因)で体質になる
レジ袋をエコバックに替える、ビニールのストローを紙ストローに替えて提供する・・・やっていることは同じでも、その裏側にある学習力で、圧倒的な競争優位力は磨かれます。それは将来像をどう描き、現状認識とギャップを知ることにかかっています。ギャップを埋める道筋を発見するのも自己マスタリー次第です。

マインドフルネス実践講座

 

コメント