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100年時代はライフシフトを余儀なくされます。
雇用されない生き方を選ぶと、そのプロセスで自分をブランド化することは必至の期間になります。
「ひとり会社(個人事業主)」が気をつけるべきことは、ブランド化するためにも、会社に「投資」した範囲で事業展開することです。
カフェで仕事をする人が増えて、公私混同がカッコいいような風潮がありますが、公私混同は決してスマートではありません。カフェで仕事をすることが悪いことではありませんが、アイデンティティーがきちんとあるからサマになります。
公私をきちんと分けるのは、簡単そうで、案外難しいので気をつけましよう。
ひとり会社が気をつける6つの鉄則を交えて、公私混同の罠に沈まないように経験でお話しします。
公私混同をしない
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公私混同は簡単そうで、案外難しくて、いつしか「公私混同」の罠にはまります。
なぜ難しいかというと、「ひとり会社(個人事業主)」の場合、自分が資本金を出しているので、自分のお金、会社のお金の「けじめ」が心理的に欠けているからです。
「まあ、自分が出したらいいわ(貸したらいいわ)」になりがちです。
会社のお金が足りなくなって、社長が拠出する(借入金)・・・この繰り返しをしていると、拠出できなくなると、会社は破綻してしまいます。
公私混同しない日常的な6つの鉄則
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- 金融機関の口座を分ける
- 生活費口座に生活費を移動する
- 配偶者に給料を支払う
- 仕事の入出金は仕事用口座で行う
- 記帳する
- クレジットカードは分ける
個人用と会社用の2枚のクレジットカードを使い分けると、会社用の方が費用発生も多くなるのでポイントも増えます。ポイントに誘惑されて公私混同すると、後の整理が面倒になります。
きちんと使い分けしましょう。
公私混同していると組織は機能マヒに陥る
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なにごとにも共通しているのは、目的・目標を達成するために必要なことは、全部しなければ、組織(「ひとり会社」の場合も)は機能が使えず機能しなくなります。
機能させるには、苦手なことを放置しないことです。
苦手なことを放置すると
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ところが、公私混同していると組織は機能マヒに陥ることになります。
たとえばトップが人を使えないと、人の問題は放置します。
自分の言うことを聞く人間だけを重宝します。イエスマンの団体になります。しかし、イエスマンでない人にも良さがあります。
「イエスマンでない人」のご機嫌取りをします。矛盾だらけになりますが放置します。やがてほころびが組織内に充満して、組織は崩壊します。
苦手なことから逃げずこなせるようにスキルアップすることは必須です。
なにがあっても、資本金の範囲で金を増やす
資本金(元手)の範囲で、お金を増やしていくようにします。どうやればお金を増やせるか(=事業計画になります。)
生きた事業計画があるから動けるようになります。
生きた事業計画とは?
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資金繰りに右往左往するのは、資金繰りが目的になってしまうからです。
儲からない会社になるのは、儲かることをしないからです。
儲かることを考えて、ブラックになってしまうのは、社会の貢献する(社会起業)理念がないからです。
目的・目標を間違えてしまうからです。あるいは目的・目標がないからです。
これは100年続いている会社にも通じることです。
原理原則を無視あるいは間違うと思わぬ方向に行きます。
思わぬ方向に行けば行った分だけ戻ってくるのに時間がかかります。
時間こそすべて
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時間こそすべてです。
「ひとり会社」では、時間のロスは取り返しのつかない損失になるので、ミスらないように「原理原則」から逸脱しないようにしましょう。
時間は、どうあがいても、戻ってきません。
時間へのこだわりが、「原理原則」から逸脱しないたったひとつの方法です。
会社は株主のもの
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会社は株主のものです。「ひとり会社」も同じです。
会社の形態になっていない「個人商店」の場合も同じ発想をします。
つまり「ひとり会社」の社長も、株主に雇われているだけです。
「個人商店」のオヤジも店に雇われているだけです。
株主は、投資して、経営を社長に委託しただけです。
社長は、継続して、利益を出せるように、経営します。
ダメなら社長の座を追われます。
この感覚が社長にないと、「ひとり会社」も「中小企業」も「大企業」も同じく倒産します。
あのスティーブ・ジョブスも、スターバックスを創業したCEOハワード・シュルツも会社から追われました。
彼ら創業者がカムバックしたのは、いなくなった途端、さらに業績が悪化したからです。創業の想いが間違っていなかったからです。委託されるだけのスキルと熱意があったから業績は回復し飛躍しました。
株主に応える方法
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株主に応える方法はひとつだけです。
投資に見合う利益を出すこと。
投資家と社長は別人格です。
絶対に一緒にしてはいけません。
社長は、利益を出すことで、株主に貢献するのが、仕事です。
社長と株主は相反する
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社長と株主は、性格上、利益は相反する仕組みにできています。
だから、カリスマオーナーだった現代のヒーローでさえ退陣を要求されました。『「葛藤」があってこそ一人前』の教訓ではないでしょうか?
「ひとり会社」の場合、いとも簡単に境界をこえてしまう環境にあります。
その誘惑に負けずに、社長業に徹することが成功の要因なので、血気盛んに頑張っていきましょう!
まとめ
社長と株主は、性格上、利益は相反する仕組みにできています。
株主だけではありません。
ステークホルダーと言われる人々、全員がそうです。
しかしステークホルダーが会社を育ててくれます。
ひとり会社で、将来も規模を拡大しない計画であっても、そうです。
ネットワークをつくる考えなら、ステークホルダーは必然で増えていきます。
そこで、クレドが必要になります。クレドは羅針盤の役割をします。
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