こんにちは、マインドフルネスなファイナンシャルプランナーのミノルです。
人生100年時代のライフプランニングは6つのプロセスでフォローします。
①相談者様(お客様)との関係の構築
②相談者様(お客様)の情報の収集と目標の明確化
③相談者様(お客様)の家計状況の分析と評価
④具体的なライフプランの検討と提案
⑤具体的なライフプランの実行援助
⑥ライフプランの定期的な見直し
6つの過程で、「②相談者様(お客様)の情報の収集と目標の明確化」はとても重要です。情報には、数値化できる定量的情報と数値化できない定性的情報があります。
数値化できるデータ中心にライフプランを設計するのは簡単ですが、ほとんどお客様の役に立ちません。お客様の役に立つライフプランは寄り添うように設計したものでないとモチベーションアップにならないからです。
それには山あり谷ありの人生経験で蓄えた深い洞察力と因果関係から全体適正する能力がFPに必要です。システム思考はどんな場面にも重要な役割をします。
発明をイノベーションに替える技術
「学習する組織」を提言するピーター・セング氏は、発明をイノベーションに発展させるには、「学習する組織」が、人々や自然にとって有意義かつ現実的なコストで複製、再現されなければならないと言います。
そしてライト兄弟の発明を例にとって、商業飛行を現実にしたのは、発明からイノベーションにするために行われた無数の挫折のプロセスの賜物だと言う。
1990年、そこで5つの不可欠な技術が揃って、バラバラな技術をひとつの技術に進化っさせたことが、商業飛行の扉を開いたと語ります。
大切なのは、別個に開発された技術が、学習を通じて、相互依存の関係にあることへの認識が深まり、バラバラな技術が実用的な集合体に進化するということです。
ピーター・セング氏は、これを可能にしているのが、大自然の活動にも、人間の営みにも、すべてにある実用的な「学習する組織」というシステムを提唱しました。
曼荼羅に似た因果律
「学習する組織」は、大乗仏教の分派である「密教」のツール「曼荼羅」にも似ています。曼荼羅は物、人の織りなす因縁の有り様を上から見渡しなような図です。
1990年にベストセラーになった「学習する組織」は新しい概念のようですが、2500年前から仏教が説いていた真理と同じく脈々と受け継がれてきた原理原則、真理なのです。
5つのディシプリン
バラバラな5つの技術(=5つのディシプリン)は、①「システム思考」②「自己マスタリー」③「共有ビジョン」④「メンタルモデル」⑤「チーム学習」の5つです。
①「システム思考」は、5つのディシプリンを収納する枠組みです。
個々の技術は、激しく、不確実性の高い、変化の予測が難しい社会・環境にあって、変化を予測できないのなら、いかに俊敏に変化に適応するか、必要なスキルを主体的にどんどん磨きたおすのが適切です。
スキルの高い人でも、問題解決とバラバラな5つの技術を効果的に使うこととで、二重のストレスになります。
習練度が低い場合には、現実の解決に行く前に疲労してしまうかも知れません。
困難を支えて突破する力になるのが、②「自己マスタリー」です。
自己マスタリーとは、個人のビジョンをつねに明瞭にし、自らの成長のために絶え間なく継続的に学習し、深めていくことを意味します。
エネルギーを集中的に発揮して、同時に忍耐力を養い、現実を客観的にとらえます。自己マスタリーは、学習する組織に不可欠な礎であり、その精神的土台となる態度です。
しかし、このようなスタッフの成長を奨励する組織は、本当に驚くほど少ないのが真実です。
週末には大半が好きなことをするために、勤務時間を適当に過ごしてしまうのです。その結果、膨大な潜在力が活用されずじまいになりますが、人生100年時代には、組織にも個人にも致命傷になります。
②自己マスタリーを高める因果関係が相互依存の関係にある①システム思考③「共有ビジョン」④「メンタルモデル」⑤「チーム学習」の5つです。
まとめ
自己マスタリーとは、自分自身が心底から望むビジョンや目的の実現に向かって、ひたすらに生きようとするプロセスを「自己マスタリー(Personal Mastery)」と呼びます。 ピーター・センゲ氏らが提唱する「学習する組織」を実現するために、相互依存の関係にある5つのディシプリンの1つです。 「マスタリー」とは、高いレベルでの習熟を意味します。
②自己マスタリーを高める因果関係が相互依存の関係にある①「システム思考」②「自己マスタリー」③「共有ビジョン」④「メンタルモデル」⑤「チーム学習」の5つです。
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