自分の想いをすんなり言葉に出せる人がいますよね、
なのに私にはできないなんて思っていませんか?
実際に金縛りにあったように言えない現実を何度も経験してきた私には無理と決め込んでいませんか?
もしかして自分を閉じ込めているのはあなた自身かも?
その悩み、解決します。
アサーティブを学ぶ
アサーティブで行こう!
自分の想いをアサーティブに声に出して世界に解放する気持ちよさでコミュニケーション美人になりましょう!
アサーティブとは、率直・誠実・対等・自己責任の四本柱で自分を表現すること。
もちろん、相手にもアサーティブであることを認めます。
お互いが率直・誠実・対等・自己責任を励行するコミュニケーションがアサーティブです。
万能感
子どもは幼児のとき、無力です。親の保護が必要です。
泣いたら親が駆けつけてくれます。
お腹が空いたら、ミルクを飲ませてくれます。
オシメだって交換してくれます。
泣くだけで、親が忖度して、あれこれしてくれます。
自分は万能の神だと錯覚しても無理ありません。
万能感はこうして幼児の身につきます。
保護なしに生きていけない無力なこどもが安心して生き延びるには、自分が何らかの影響を及ばせることが出来る確信を持つ必要があります。
やがて、自分でできることは、自分でやらせようと親が世話を減らしていくことで、少しずつ「万能感」が弱くなっていきます。
これが一般的に正常な関係です。
万能感とは、「人間は万能の神ではない」の万能です。
もし、自分が何をしても変化を起こすことができないとしたら恐怖です。
無力なときに、親の反応が鈍いと子どもには恐怖なのです。
反応の違いで万能感に差がでる
親は世話すれば良いというものではありません。
反応の迅速さが大事なのです。
反応が速いほど、子どもは万能感を持ちます。
持ちますが、それは愛情の強さなのです。
成長に合わせて、わがままさせないことで、万能感を弱めていけば、やがて万能感は消えます。
いつまでも、万能感を持っていると、アサーティブな自分、アサーティブなコミュニケーションをする上で、邪魔になるだけです。
逆に万能感を持てなかった子どもは、アサーティブな自分、アサーティブなコミュニケーションができなくなってしまいます。
万能薬を一旦持たせてあげることは、子育て上、とても重要なのです。
大人は万能感を持たずに自立する
自分は万能だと意識して生きている人はいないと思います。
そんなことを言えば頭がおかしいのかと思われます。
しかし、信じがたいかも知れませんが、潜在意識では、「思うことはなんでもできる」万能感が働いている人がたくさんいます。
特殊な人でなく普通の人のことです。
万能感は幼児期に体験するコントロールと結びついています。
だれでも幼児期に万能感を持つ
万能感は成長の過程で、みんな持ちます。
幼いこどもは自分で生きていけません。保護者のケアが必要です。
こどもたちは、自分が泣きわめくと親が態度を変えてくれる、あるいは親の気にいるようにすれば、親が行動を変えてくれる・・・確信することで安心することができます。
こどもは、自分が「○○○○さえすれば」というゲームを通じて、身の回りの世界を自分の安全、安心な世界に作り変える努力をしています。
主体的に生きることができないこどもにとって、コントロールの必要は「サバイバル」苦肉の策なのです。
コントロールは成長と共に通用しなくなるので、コントロールできないことを知るようになります。
健全な子育てでは、成長と共に、何でも思い通りにならないことを知ります。
思い通りになるのは、自分の選択と行動だと気がついていきます。
この段階で自分と保護者を含む他者の間には「境界」があることを知ります。
万能感との訣別は、成長に欠かせない大きな節目なのです。
親の反応が鈍いと見捨てられ感が強くなってしまう
万能感は弱まり消えていきますが、なかなか消えないこどもがいます。
不安感が強く残ったままは、わがままが通用する環境にいると「○○○○さえすれば」というゲームを続けるこどもになります。
たとえば、アルコール依存症の親の元にいるこどもは、こう考えます。
「もし、自分がコントロールをゆるめると、傷つけられるかも知れない」
人を信じるとコントロールを手放し、無防備になる危険があります。
「もし、自分が必要としているものを伝えたら、その人から与えられなくなる」
自分の願望を伝えるよりは、秘密にしておくほうが与えられる可能性は高いと考えます。
反応が遅い母親に育てられると、恐怖を体験する機会が増えるので、見捨てられ感が強くなってしまうのです。
あるいは感情をコントロールすることで、感情が高ぶり限度を超えると、感情的な行動になると考えて無理やり抑圧します。
これらの発想の背景には、状況(相手)は自分のあり方で変えられると思い込みがあります。これは非現実的な考え方で、実際には自分が変えられるのは、自分の感情や行動、選択だけです。この段階で、自分と他者の境界が混乱しています。
私とあなたは別の人
自分と他者の境界がない状態で、感情のコントロールをしていると、他者の感情の動きや変化は、自分がコントロールしたためだと錯覚が起こります。
実に馬鹿げていると思われるかも知れませんが、あなたと私にある境界の混乱とコントロールがひとつになっているため、自分に責任があるように感じてしまうのです。
つまり万能感の遺産です。
そこでネガティブな感情を感じた場合には、状況を変えようとして、相手をコントロールしようとします。
この段階で新たな問題が起こっていきます。
白か黒か、イエスかノーか
コントロールは成功したか、失敗したか、
つまり白か黒か、イエスかノーか、あるかないかの判断です。
勝利したのか、負けたのかの、実際には、このような両極端の考えには至りません。勝利したのか、なにもなかったの判断です。つまりすべて得るか、なかったことかの2極化です。
ですから、
- 相手に対して「ノー」を言わない
- アドバイスや忠告など、他者の「ノー」が聞けない
- 人に助けを求めて「イエス」を求めない
- 他者を助ける「イエス」が言えない
というように、ないことにしてしまうのです。
人は解ってくれない
万能感とは、すべての上に立つことしかしないことで、万能を維持するという奇妙なトリックとして、成人したいまも持ち続けているのです。
この偽りの万能感を排除しなければ、心の底で恐縮しているので、率直になれません。
しかも実際には、日常的に万能でないことを体験するので、挫折感を味わい、自信を失う原因になっています。結局、被害者意識が強化されます。
人は解ってくれないという思いは、幼児期の親の反応に鈍さを追体験することになります。
まとめ
自分の想いをアサーティブに声に出して世界に解放する気持ちよさでコミュニケーション美人になりましょう!
それには、万能感との訣別が必要ですが、本人には認識が困難です。
パターン化しているからです。パターン化とは、自分が執着している思考&行動パターンです。
客観的に自分を観察することで、次第に解ってきます。
そこで効果的なのが意識の整理収納、そしてマインドフルネスです。
次にマインドフルネスをご説明したいと思います。
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