ニューノーマルから生きがい、やりがいを見出すことは、パラダイムシフトを自ら積極的に受けいれて開拓者のように前進するなかで発見できます。
「こうあるべき」の思い込みは、「認知の歪み」としてサラッと流してしまいましょう。
“Fear less, hope more; Eat less, chew more; Whine less, breathe more; Talk less, say more; Love more, and all good things will be yours”
恐れるよりはもっと希望を、食べるよりはもっと噛んで、めそめそするより深く呼吸をして、誰かとお喋りをするより自分の気持ちを言葉にして、もっと愛する。そうすればすべての良きものはあなたのものになる。
ニューノーマルを実践するには、どうしたらいいのでしょう?
More Love Less Fear ・・・より愛すれば、不安は去る
ニューノーマルを実践する上で、もっとも注意することは「人」「人の暮らし」「人の幸せ」です。
とうぜん、ここでいう「人」には地球も含んでいます。
人は誰でも価値ある者と思いたい、思われたいと思うものです。
それこそが生きる目的だと言って過言ではありません。
そして幸福に楽しむために暮らしています。
自分が大切にされてないと感じると心ばかりか、体調までおかしくなることが少なくありません。
その原因を自分が劣っているからだと思うこともあります。
何ごとにも失敗してはいけないと思っている方、自分の欲求や希望を伝えるのも、控え目にするべきだと考えている方、感情を表現を抑圧してしまう方もいます。
疲れ、落ち込み、腹立ち、寂しさ、嬉しいことさえも表現してはいけないと思っている方も少なくありません。
外側の力と内側の力
外部評価が容易な見える力(=外的な力)たとえば役割、地位、学校の成績、さらに自分ではどうにもできない年齢、性別など。
他者には見えにくい内なる力(在り方)があります。
人は、外側の力と内側の力の両輪を身体に収めて、本来の力を発揮できます。
ニューノーマルを生き抜くには、社会起業家の要素が影響します。
Less is More・・・少ないことが資源になる時代
社会起業家に重要な要素は、「私には十分な時間も、お金も、人脈も、経験もない」と嘆かないことです。
社会にぽっかり空いた空洞にいる人たちは、時間も、お金も、人脈も、経験もない人たちばかりだからです。
less is more・・・少ないことは良いことなのです。
不足という制約は、違う角度から見ると、チャンスであり、武器になります。
資源が制限されると、持っているものだけでなんとかしなければなりません。
険しい山を登る時、必要最低限のものだけで登ろうとします。
手にしたものだけで、目的を果たします。
無駄は邪魔でしかなく、無駄を埋めるのは創造力です。
すべての装備を知恵にかえて
シンプルであることは最強の力を発揮します。
かって日本の家電は世界で人気を集めました。
利潤を求めてどんどん進化するにつれ、付加価値が増えて、高価になり、必要としないものが価格に反映されるようになり、敬遠されるようになりました。
多くのすばらしいアイデアも、一度に実現しようとすると一気にくだらないモノになりさがります。サービス業にも、すべての業種にも、あてはまります。
最初、衝撃的だったサービスも慣れるに従い、必ず顧客は当たり前になってしまい、ただ続行するだけでは飽きられれしまいます。
それを恐れて過剰に投入することで、加速度的に慣れるだけになります。
なぜでしょう?
必要なのは、サービスそのもではなく、あり方の進化なのです。
簡単にいうなら人への想い、寄り添う気持ちなのです。
つまり内側の力のアップが、成長の過程で止まってしまうのです。
血管にコレステロールが溜まって血液が流れにくくなる現象に似ています。
Live more, Bank less
ここで想起するだろうことが、コロナウイルス騒動で見えた日本のデジタル文化の遅れです。
「Live more, Bank less」から垣間見えるのは、通帳やハンコ不要の文化、銀行支店も不要不急の文化です。
不要不急、ニューノーマルを唱えるなら、ハンコ、マイナンバーカードのあり方から見直してほしいものです。
小さいことが武器になる。小さくする目的が人々を守る社会を創造します。
小さいことが武器になる
スティーブ・ジョブス氏は、我々は電話を再発明すると言いました。
ニューノーマルとは、人生を再発明するに似ています。
起業家によってはじめたビジネスでも拡大戦略をとるといろんな人が参加してきます。
最初のコンセプトを伝えることは徐々に難しくなってきます。
必死に育成にチャレンジしても、やがてボートに浸水してくるようにして思うように進めなくなります。価値観を共有することはとても難易度の高いことです。
やりたいことのすべてを実現のは、とても難しくできないものです。
どんなに資金があっても、時間や能力に制限はつきものなのです。
たったひとつのことでも完壁にすることは難しいのに、10も100も同時にするのはなんのためなのか、考えた方が素晴らしいのが、ニューノーマルです。
ソーシャルディスタンスをキープするには、かっての半分しかお客を入店させられない。
つまり、より良いもののためには、いくつもの大切なモノやことを犠牲にしないといけないのです。半分に絞っても質の高い体験の提供が求められるのです。
一旦撤退して、魅力あるアイデアをさらに魅力のあるものに仕上げて、あとから提供すればいいのです。
ニューノーマルは、量より質の時代です。
多くのものは少なくすればするほどよくなることを実証する時代なのです。
それはアートです。アートである説明はこちら。
まとめ
Live more, Bank less・・・ニューノーマルは「人生の再発明です」
ニューノーマルの時代では、ステークホルダーの存在はより重要度を増します。
ステークホルダーと、どのような価値観を共有するのか、リーダーシップが問われます。
リーダーシップのコアバリューは、人間力であることが以前に増して重要になります。
「私には十分な時間も、お金も、人脈も、経験もない」と嘆くより、「めざす確固たる目的がない」と嘆く時代です。
そんなとき、人は誰もが評価されたがっていることを思い出しましょう。
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