「やってみようじゃないか」
「やってみようじゃないか」と声をかけるとしたら、
あなたの思いのなかに「ハッパをかける」という思いが湧いてきませんか?
その思い、間違っていませんか?
人に思いやりをかけるとき、
辛い思いを共有すると思っていませんか?
本当にそうでしょうか?
Win-Winと聞いたとき、本音は別だと思うことはありませんか?
顧客第一を聞いたとき、きれいごとだと思ったことはありませんか?
気づきとは、これらの思いが間違いだと気づくことです。
従業員のために・・・そんなことはないと思うなら気付いていないということです。
従業員のために、顧客第一、Win-Win、思いやり、やってみようじゃないか
・・・・・これらの言葉に触れるとき、楽しみとよろこびが湧いてくるものです。
楽しみとよろこびから生まれた言葉であり、態度、行動だからです。
触発は簡単に起こります。
楽しみとよろこび、そのものだからです。
だからルーティーンは機能します。
もし、楽しみとよろこびがなかったら、ルーティーンは動き出しません。
片づけからはじまる
私たちは、整理整頓できていない状態で仕事を進めようとすることが多々有ります。
整理整頓できているか、いないのか。あまり気にしません。
昨日の続きを、するだけなので、気にしなくて良いのです。
つまり「変わろう」としていないのです。
変わらなくて良いと思っているのです。
言葉だけが空を飛び、やっていることは、慣れたことを続ける。
散らかした昨日の夜の状態を片づけましょう。
片づけることで、実態を知る
片づけることで、実態を知ることができます。
私の強みは・・・
我が社の強みは・・・
それをテコに、触発していくのです。
そうすることで強みの輪を広げる
もっと強くなる。
片づけないと、気づかないのです。
楽しみとよろこびを見つけ出せないままです。
いろんなものに埋もれてしまってします。
片づけのマトリックス
この表は、緊急と重要のマトリックスです。
『緊急度』と『重要度』で分類、四つの領域に切り分けています。
何から片づけたらいいのかを分かりやすく分類するための表です。
- 緊急かつ重要な事案
- 重要だが緊急でない事案
- 緊急だが重要でない事案
- 重要でも緊急でもない事案
の4つの領域に分類しています。
ほとんどの人は、1と3に心を奪われます。
つまり緊急度の高い仕事です。
その結果、やっつけ仕事が中心になります。
その結果、やっつけ仕事が中心のため、人が育たない、仕事が育たない、会社が育たないというような結果になります。
「原因=結果」です。
さらに厄介な問題が潜んでいます。
「やらされ感」が強くなり、「働きがい」が感じにくいことです。
「やらされ感」が強くなるには理由があります。
相手から仕事が舞い込んできます。(この場合の相手とは漠然としています。)
ずっと続いていくと、自分が何をしているのか、輪郭がぼやけてきます。
大切なのは、「重要だが緊急でない事案」(緊急でないが重要な事案)です。
一般に会議をして目標を設定する場合、2の領域である、「重要だが緊急でない事案」(緊急でないが重要な事案)が目標になります。
しかし、現実には、緊急度が優先して、「重要だが緊急でない事案」(緊急でないが重要な事案)は後回しになります。
緊急度の高い仕事が優先されたとしても、片づけができていると、「重要だが緊急でない事案」(緊急でないが重要な事案)に手がついていないことが判るので、遅くなっても着手します。
それこそ「強みの発見」につながります。
まとめ
「片づける」習慣は、問題解決のルーティーンです。
時間に任せて、放置することで、問題は解決したかのように映ります。
実際には、次々に起こる問題の下敷きになっているだけですが、表面化しません。
表面化しないので「忘れられます」。
忘れることは便利ですが、危険です。
特に「育てる」プロセスで忘れることは放置ですが、忘れているので気になりません。
優先順位がおかしい(間違いがある)のですが、忘れているから気になりません。
問題の発見こそが、問題解決の条件です。(当たり前ですね笑)
「片づける」習慣は、問題解決のルーティーンです。
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