コミュニケーションは生きていく上でとても重要だと、みなさん認識しています。
その一方で寂しさを感じ、孤立を恐れています。
孤立はコミュニケーション能力の表れだと無意識に知っています。
SNSが流行するのは、流行ではなく、時代の進化による本能のむき出しだとも言えます。
いまやSNSのために旅行する、レストランに行くのは不思議でもないのです。
その源流は「愛される」ことにあります。
愛されない私は価値がない。と思うと、どんな愛にもしがみつこうとします。
しかし、どんな愛なんて、ありえません。
愛のかたちは大昔からひとつです。
コミュニケーションが苦手だと感じることは決して悪いことではありません。
なぜなら、その不自由さのなかに、あなたがどう在り、どう生きたらいいのかの答えが潜んでいるからです。
ではあなたを整理しながら、あなたという器をあなたに中にきれいに入れ直しましょう。
自分とつきあうのが面倒な人たち
アサーティブ(積極的自己表現)の要は四本柱です、
四本柱とは「率直・誠実・対等・自己責任」です。
なぜ、なのかは順次説明していきます。
アサーティブ(積極的自己表現)は「思っていることが口にできない」という問題を解決にするのに役立つコミュニケーションのスキルアップとして紹介されていますが、最大のコミュニケーション相手は自分自身です。
自分との付き合いが苦手な人が、他人とコミュニケーションすることは、もっと苦手です。
そもそも、なんで自分との付き合いが苦手なのかというと、完璧主義なのです。
完璧主義は、ほとんどの場合、気持ちだけで実行は伴いません。本当の意味での完璧主義なら高い生産性を実現しますが、そうではないので偽りの完璧主義と言っていいでしょう。
ただ気持ちの上では、完全を求めてしまうので、最初から「白か黒か」「できるか、できないか」と問いかけてしまい、そこで障壁を感じると、やる前に諦めてしまいます。
他人の評価が気になりすぎる
一方で、誰でも簡単にできることには、「自分は評価されるか、されないか」と考えて評価れないと思うと、見下して振り向こうともしません、
コミュニケーションで不安をかかえて、言えなくなるのも同じことで、自分にとって重要だと思うことほど、言えなくなります。
しかし、それっておかしなことではなく、普通だと思いませんか?
誰でも障壁があるとたじろぐし、やっても無意味なことはやりたいとは思わないし、緊張したら言いにくくなります。
じゃ何が問題かと言うと、過度に立派でなければならないと思う点にあります。
やりたいことがあってもやってみないとわからないものです。
簡単なことでも、誰より熱心にやれば、誰もできないようなことになります。
なぜ過度に立派でなければならないのかというと、催眠術にかかっているような状態です、そうでないと傷つく、バカにされると他人の評価が気になるからです。
育ってきた環境が厳しさを要求していたせいかも知れません。
80点をもらったことを喜んで報告したら、100点でないと価値がないと一蹴されたら、傷つきますよね。
そういう体験を何度もすると、100点以外は失敗だと思う癖がついても無理ないですよね。
アサーティブの四本柱
アサーティブの四本柱である「率直・誠実・対等・自己責任」とはどういうことでしょう?
デジタル大辞林によると以下のように記載されていました。
率直
飾ったりつくろったりしないこと。また、そのさま。素直でありのままであるさま。 「 -に言う」 「 -な人柄」
誠実
偽りがなく、まじめなこと。真心が感じられるさま。
対等
相対する双方の間に優劣・高下などの差のないこと。また、そのさま。同等。
自己責任
自分の行動の責任は自分にあること。「投資は自己責任で行うのが原則だ」自己の過失についてのみ責任を負うこと。
過失は不法行為の責任の基礎になることで、失敗とは違います。
コミュニケーションのゴエス
一度、意識と整えることをおすすめします。
アサーティブのゴエスの最初のS(整理)です。
整理できたら、次に整頓です。
整頓とは、使えるようにすることです。
使えるようにするために、もう少し整理します。
コミュニケーション4つのタイプ
コミュニケーションには、アサーティブを含めて4つのタイプがあります。
- 攻撃型(アグレッシブ)
- 受身型(ノンアサーティブ)
- 操作型(コントロール)
アサーティブを語る上で重要な態度に3つのスタイルがあります。
まず、アサーティブを実現する態度であるアサーティブがあります。
その対極の態度に、
- アグレッシブ(攻撃的)
- ノン・アサーティブ(ノン・アサーティブ(受身的))
- コントロール(操作的)
の3つがあります。
【 アサーティブ 】
アサーティブは、自分のことを大切にするように、同じく相手を大切にできる態度です。自信を持って説得力のある心の豊かさを印象づけることが出来、互いの納得と理解のもとに発展的、継続的な協働(チームワーク)できる態度です。
部下を使う立場であれば、部下本人の自己実現、部下の育成を考慮しながら、自身の目標を達成するために、部下が仕事しやすい配慮を恒常的にとれます。その方がお互いメリットがあると合理性もあります。自然だと言えます。
世の中は結果がすべてですが、結果はプロセスの最後に過ぎません。だからプロセスをマネジメントする配慮を欠かさないように見守ることを習慣にしている態度とも言えます。
また、アサーティブに注目していることから、相手が新人でも、権威のある人であっても、基本的な態度が変わないのも特長です。
変わらないのには理由があります。
尊重できるのは、互いのゴールへの使命と願望が理解できるからです。
【 ノン・アサーティブ 】
ノン・アサーティブ(受身的)は、パッシブ型とも言います。
常に自分より相手を尊重し、自分のことや自分の立場は二の次にしてしまう態度です。
意見を伝えても主張することがなく、選択と決断を相手にまかせてしまうことが多いのが特徴的です。相手を敬うことは大切ですが、必要以上に頭を下げたり、相手の意見をそのまま受け入れてしまうことは、逆に相手を不安にさせるか、意味もなく尊大にさせてしまい「思い通りになる相手」と思わせます。
アサーティブから遠のいた状態を自ら作ってしまいます。
ノン・アサーティブ(パッシブ)は、とかく被害者的な立場に身を置くような結果になりがちです。
自分の扱い方を他者に教えているのが、他ならぬ自分だという意識を持つことが重要です。
自分が被害者なら加害者に置かれた者にも言い分があるということになります。結局、互いに尊重出来ない関係にしかならないというのは不毛です。
そんなことにならないように、自分を尊重することが他者を尊重することになることを忘れずにいたいものです。
【 アグレッシブ 】
アグレッシブ(攻撃的)は、自分のことを最優先する態度ですが、際立っているのは、自分の言い分やメリットを獲得するために、相手を言い負かそうと自分勝手な理屈を振り回したり、表向きだけ従ったり、威嚇したり、丸め込んだり、時には暴力に訴えたりするタイプです。
人との関係を勝ち負けで考え、一方的にものを言い、きつい言い方、威圧的な態度、矢継ぎ早で早口、相手の話を聞かない、正論で押し切るなど、「一方的」「怒っている」「威圧的」な印象を与えてしまい、相手を委縮させて関係がぎくしゃくします。
後輩のミスに辛抱強く対処していたものの、何度もミスを繰り返され、とうとう「何度言ったらわかるの?!」とキレてしまう、などもその例です。「なんだ、これはドジボールかよ」と言われるようなコミュニケーションです。
双方が楽しいキャッチボールができないタイプですが、その背景には強い自己否定感があります。
ライフスキルの不足をトレーニングする必要があります。
【コントロール 】
コントロール(操作型)の特徴は、伝えたいことを態度で示して相手をコントロールします。
常に自分の意図する願望(結論)にもっていくようにします。
そうなるように仕向ける、相手に罪悪感をもたせて手に入れたいものを得るように運びます。非言語なコミュニケーションで伝えようとするので相手はプレッシャーを感じてしまい、面倒臭い人と感じます。
あるいは自分の気持ちを率直に言えず、イヤミにすり替わってしまうなど特徴的です。言われた方は「素直に手伝って、と言ったらかわいいのに、腹が立つ!」など相手の気分を害します。
コントロールタイプの背景にも、自分が無視される、傷つくことへの恐れがあります。素直に頼めずイヤミになってしまうのも相手に悪意があるからではないのです。頼んで断られたときに痛みが単に頼みにノーと言われたのではなく、自分が否定されたように感じるからです。
以上、アサーティブなコミュニケーション以外、すべて背景に自己否定感があることがわかります。アサーティブであることは相手を守ることでもあるのです。
よく考えてみましょう
コントロールする癖がある人から、「もう帰るの、やることたくさんあるのに。いいわね。」と言われると、思っていることを言えない人は、なんでそんな言葉をためらいもなく言えるんだと感じるでしょう。
でも、考えてみてください。
コントロールする人は、自己否定感でいっぱいなのです。
そんなふうにしか言えないのは、その人の癖で、そのような表現に執着していると自分が傷つかないと思い込んでいるのです。
長年そうして、自分を守ってきたのです。
思うことが言えないというのも、自分が執着している癖なのです。
よくない癖というものは、他人に対して良くないのです。
他人に対して良くないものは、自分にとっても良くないのです。
まとめ
コミュニケーションには、アサーティブを含めて4つのタイプがあります。
攻撃型(アグレッシブ)
受身型(ノンアサーティブ)
操作型(コントロール)
コミュニケーションの背景には人間関係の仕方があります。
- <私はOK, あなたもOK>
- <私はOK, あなたはNO>
- <私はNO, あなたはOK>
- <私はNO, あなたもNO>
私はOK, あなたもOK(自己肯定・他社肯定)のスタイルができている人以外は
- <私はOK, あなたはNO>
- <私はNO, あなたはOK>
- <私はNO, あなたもNO>
のいずれかでコミュニケーションしています。
この三つは違うようでも根底に自己否定があります。
自己否定を自己肯定に変えることがおすすめですが、なぜ自己否定になったのか、その理由はとてもシンプルです。
ほんとんど錯覚ですが、最大の原因は親に愛されていないと思ったことにあります。幼児期のことなので記憶にないのが厄介なのです。
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