「円が描けない」という重大な困りごと

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円相

円相

「円相」は禅の極地を語った「信心銘」に出てくる一句です。

中国・隋時代に僧燦という禅僧が「円かなること大虚に同じ。欠くることなく余ることなし」とうたいました。

大虚とは、宇宙のなりたちの源です。
つまり「円とは宇宙の究極の姿に似て、足りないことも、余ることもなく、すべて満たされて完結している」ということです。

足りないことも、余ることもなく、すべて満たされて完結している状態とは、なんと美しいではありませんか?ビジネスは、この「円相」とよく似ています。

利害関係者と因果関係

ステークホルダー(利害関係者)がいて組織があります。
それは因果関係の山であり、曼荼羅のようです。

何人もの人がいて、それぞれに主義主張があります。
個々の立場に立つと、なるほどそれぞれに筋が通っているように思います。
しかし、個々の意見は正しくても全体と乖離しているので、つなぎあわせると矛盾だらけになります。

美人のパーツを組み合わせても絶世の美女にはならないのに似ています。
欠点を受け入れることも大切なのです。

原点を間違うと原点に戻れない

私たちはよく原点に立ち戻れと言います。
原点が間違っていると戻りようがありません。

「八甲田山死の彷徨」ということにもなりかねません。

戻っても正しい行動はとれません。
原点とは、すべてが調和している、円のはじまりであり、円の終わりだと思います。

原点は「お客様」です。

「お客様」というものは、何を買うにしろ、どんなサービスを受けるにしろ、
心の動き方は同じです。

たったそれだけですが、ほとんどの人が、「因果関係」に振り回されて、「お客様」を忘れています。朝から晩まで「お客さま」を主語にして語り合っている会社はそんなに多くありません。なによりそれは美しい円が描けない、考えるべき「因果関係」です。

「お客様」の心の動きのはじまりが円のはじまりであり、動きの終わりが終わりのない円の終わりですです。円はずっと続くからです。

はじまりと終わりをつなぐのが終わりのない円の書き方です。

ビジネス活動の中核をなす「仕事のあり方」は、美しい円を描くアートです。

終わりもはじまりもない円

ビジネスに終わりはありません。お客様は終わらないからです。生涯顧客はエンドレスにつながっていくという想いがあれば、今さえ良ければ良いという発想でビシネスはできません。

ステークホルダーとのつながりも同じです。

ほとんどの経営者さんは、無意識にそう思っています。
ところが、それを仕事に反映しないのはどうしてでしょう?もったいないことです。

まとめ

「お客様」の期待を超えることは、決して楽ではありませんが、
壁が高いほど、超えると、砦になります。

低い壁は簡単に越えられますが、砦にはなりません。

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