禅に「一志不退」という言葉があります。「いっしふたい」 ・・・・志を立てたら引かないことです。 文字通りの解釈です。
「一志不退」が出来るようになるには、どのような人が、どのようなチームが実践できるのかイメージしてみてください。
両者とも、わずか数時間で畳が擦り切れるバットの素振りで有名です。
考えるより先にイメージを実行する
猛練習をイメージしたら、まず、毎朝、そのような人、そのようなチームになったことをイメージしてから、実行してください。 チームなら朝礼を利用するのもいいでしょう。
その思いはただ思うだけでは思っただけで時間と共に過ぎて行きます。
後には虚しさだけが残ります。
多くの人は、他者と比較しては悩む癖があるようです。成功した熱意の裏返しですね、
強い熱意は、時として仇になることが多いようです。
次のような想いは、好ましい結果に発展しないようです。何ごとにも失敗してはいけないと思っている方、自分の欲求や希望を伝えるのも、控え目にするべきだと考えている方、感情を表現を抑圧してしまう方もいます。
疲れ、落ち込み、腹立ち、寂しさ、嬉しいことさえも表現してはいけないと思っている方も少なくありません。
外部評価による力、たとえば役割、地位、さらに自分ではどうにもできないことである年齢、性などによる固定化したイメージによる行動に終始して、自分の内なる力を使わないままに自信を失っているかもしれません。
ビジネス・アサーション研修のキーワード
それはそれで悪くはありませんが、 知識の断片がいくらあっても、意味を為しません。
大事なことは言葉のひとつひとつではなく、「私たちは目的を達成する」という一点にあります。
その一点に集中したとき、これらの言葉はつながって自動的に全部が機能します。
アサーション、アサーティブ
アサーション権を意識していないと、自分や他者の価値を値引きしてしまい、自分の価値を自分が値引きした分だけ、損している気分が高まります。
行き場をなくした自分の言葉や感情は、自分にとっての損と映ってしまい、妬み、恨み、嫉妬の原因になります。
無用な他者との比較をする原因にもなります。
特に本来備えている無邪気なこどもの心や保護的な親の心を抑えている傾向が強いひと、つまり社会的規範に敏感な方ほど、その傾向も強くなりがちです。
やがて抑圧は鬱憤(うっぷん)となって、出来なかった感情の表現が、突然感情的な行動として暴発してしまいます。
実践!アサーティブ
自分ではいい人と思っているほど、時に残酷なことを平気でやってしまいます。
人間の尊厳は誰からも侵されるものでない意識だけに注目してしまい、自分が他者の尊厳を侵すことに無自覚な行動をとってしまうのです。
私たち身の回りで、意味もなく自分と他者を傷つけ合う悲惨が起こります。
この傾向が個人生活からビジネスシーンまで広範囲に留まることなく強まっていることに、「(一社)いきいきゴエス協会」では早くから警鐘を鳴らしてきました。
その対策が「ビジネス・アサーション」活動です。
併せて、幸福な個人生活、仕事への意欲の源泉として、人間力の土台であるライフスキルを最も重視して、ライフスキルを基礎に、その核にアサーション(アサーティブ、アサーティブネス)を据えて20数年以上の研究を重ねてきました。
アサーション~遠くにあるものを近づける
アサーション~遠くにあるものを近づける活動は、自分や他者の価値を値引きしない、価値を差別する基準をもたないニュートルな位置に立つところからスタートします。
元々、誰にも認められているアサーション権を知り、確信をもち、そしてそれを大切にしようとする意志が必要です。
マネジメントのどのシーンを切りとっても、対立がなく自然なWIN-WINが構築できるようにしたいですね。
個人、組織、共同体の幸福が無理なく共有、共感、共鳴できるようすることが目的です。
私たちは必ず幸福になることに「一志不退」で臨み実現するのです。
まとめ
一志不退・・・ともすれば力勝負を連想します。
私たちは力にこだわります。
ところが、落とし穴があります。
こだわるほどにうまくいかないものです。
力よりは、柔軟性が力を発揮します。
努力は力ですが、夢中は柔軟性です。
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