クレド(Credo)のもともとの意味は信じるということです。
あなたは、自分を信じていますか?国を信じていますか?会社はどうですか?
国力が弱まることは、信じるられることが少なくなってきているからです。
ひとりひとりが自分を信じる力が弱くなってきたら、犯罪が増えます。
犯罪が増えたら他者を信じる気持ちも弱くなります。
負の連鎖でどんどん信じることが減っていき、加速が強まります。
いまクレドが果たす役割が強くなる一方です。
ウェルビーイング(well-being)とクレドは切っても切れない関係にあることに説明は不要でしょう。
お客様第一からウェルビーイングへ・・・・
古くて新しい「三方良し」への取り組みが会社のいまと明日を切り開きます。
クレドのゴール
クレドは全社一丸で取り組む課題です。クレドを企業理念と勘違いしている企業は少なくありません。で、あるならクレドカードを配って浸透を終えましたと錯覚している方も多いと思います。近くの大手スーパーが閉店しました。理由は借りていた土地の借用期間が過ぎたからというものですが、建前でしかありません。土地の上には店舗を建てているので更新が可能です。ライバルに完敗したからです。
完敗した店にはアンケート用紙が置いてあったので、全国展開している会社規模からしてクレドがないわけではないでしょう。しかしクレドがあってもアンケート用紙があっても、それで役割を果たせたのかというとそうではないようです。クレドのゴールを理解していなかったようです。間違えたのではありません、理解していなかったのです。
勝ったスーパーと負けたスーパーの違い
このスーパーとライバルの間には決定的な違いがあります。ひとことで言えば「愛」がないのです。「慈悲」といってもいいでしょう。サービス以前の問題です。それは惣菜に如実に表れていました。価格で競争すれば勝てるという自負があったのでしょう。私も木っ端微塵に打ち勝ったスーパーは完敗すると思っていましたが現実は逆でした。
大手スーパーには愛がなく打ち勝った弱小スーパーには愛がありました。店舗の構えすらお話になりません。大手スーパーに比べ弱小スーパーの店舗は貧弱で価格も高い。それでも木っ端微塵に打ち勝ったのには、従業員に熱意があり、サービスに違いになって表れました。ほとんどがパート従業員であることは共通でしたが、「愛」とはなんでしょう?私の胸にはそのひとことしか生まれません。
運営力の違いはどこで生じているのか
パート従業員の人間性でしょうか?そんなことはありません。大手スーパーの従業員もフレンドリーで親切で、仲良くしていただきました。「お客様第一」そんな言葉で片付けられない根本的な違いは、運営力の違いであり、熱意の違いであり、残酷なようですが、従業員の仕事に影響を与える人の違いであり、コミュニケーション力の違いなのです。
「STORE」の語源は「預かっている」です。何を預かっているのでしょう?
「お客様の(買う)モノ」ですが少し掘り下げると「お客様の安心」ではないでしょうか?
「店は何のためにあるのか、その役割の大切さ」「ステークホルダーが大切だ」「クレドが大切だ」と思う人間を育てていない企業に責任があります。あるいは店長個人に責任があります。「店長とは雇われていくら」の存在ではありません。ここを間違えていると日本の国力はどんどん衰弱していきます。
両界曼荼羅のマンダラチャート
真言密教には、両界曼荼羅があります。両界曼荼羅とは、金剛界(こんごうかい)曼荼羅と胎蔵界(たいぞうかい)曼荼羅をセットにしたものです。 金剛界は悟りへの道筋を表し、胎蔵界は慈悲の広がりを表すとされます。
エンドレスにワンダフルをめざす「(一社)いきいきゴエス協会」では、空海の密教に習い、移り変わる時代を豊かに自由なライフシフトを容易にする道筋を表す「いきいきマンダラ」とエンドレスにワンダフルな広がりを表す「きときとマンダラ」を用意しています。
大谷翔平選手は、高校生の時に両界曼荼羅を1枚のマンダラチャートからスタート、具現化して世界の頂点に立ちました。マンダラの中心には大いなる日輪、大日如来が表されています。
大日如来は実在しません。わかりやすくするためのイメージです。
当時の大谷さんの日輪はドラフト8球団からの1位指名だったようですね。
クレドをマンダラチャートにする8ステップ
- クレドの理解
- キックオフ
- クレド開発チーム
- ステークホルダーの確認・定義
- ステークホルダーごとのアンケート/インタビュー
- クレドの文章化
- クレドカード制作
- 浸透(業績向上)プロジェクト
まとめ
諸行無常・・・世界はなにもかも移り変わります。
ウェルビーイング(well-being)とクレドは切っても切れない関係にあることに説明は不要でしょう。
お客様第一からウェルビーイングへ・・・・
マンダラチャートがクレドを守って育てます。
古くて新しい「三方良し」への取り組みが会社のいまと明日を切り開きます。
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